2001年3月6日
新型コンパクトバン"X83"、日産ブランドで2002年半ばに欧州で発売
〜 2002年後半には日産モトール・イベリカ社で生産を開始 〜
日産自動車とルノーは、本日、新型コンパクトバン −コードネーム"X83"− を日産の欧州での生産拠点日産モトール・イベリカ社(略称:NMISA、本社:スペイン バルセロナ市、社長:R.ボロナット)で生産するために2億5000万ユーロ(邦貨換算 約275億円)を共同で投資することを決定した。同モデルはGMヨーロッパの英国ルートンIBC工場において年間86,000台が生産されるのに加え、日産モトール・イベリカ社で年間約64,000台が生産される計画である。この新型コンパクトバンは、既にルートン工場での生産が開始されており、2001年の夏にルノー・トラフィックおよびオペル・ヴィヴァロとして両社の販売網を通して販売される。また、日産の現行のLCVラインアップを強化するために、2002年半ばより日産車として欧州向けに投入される。ルノーとGMヨーロッパが共同で開発したX83は、商用車としての専門的なニーズにきめ細かく対応すると共に、独自の個性を持つスタイリングを特徴としている。
GMヨーロッパの英国ルートン工場に加え、日産モトール・イベリカ社でX83を生産することにより、総生産台数を大幅に増加することができ、日産、ルノー、GMヨーロッパは欧州におけるコンパクトLCVの需要の増加に対応することが可能となる。ルートンと日産モトール・イベリカ社の両工場の生産台数を合計すると、X83の年間生産台数は15万台に達する。
コンパクトバンは、欧州のバン市場のほぼ50%を占めており、新型のコモンレールエンジン、6速マニュアルトランスミッション、クラストップレベルの安全性とランニングコストを備えるX83は、コンパクトバン分野における新しいベンチマークとなる。
X83は、日産・ルノーのアライアンスとして欧州におけるクロスバッヂング小型商用車の初めての発表となる。バン、コンビ、バス、キャブシャーシといったX83のすべてのモデルが、日産ブランドとして欧州で販売される。日産のX83はオリジナルのモダンなデザインを継承しつつ、専用のフロントグリル、方向指示器、及びシート等によって、差異化を図っていく。
ルノーとGMヨーロッパはX83をルノー・トラフィック、オペル(又はボグゾール)・ヴィヴァロとして、2001年夏より欧州における各々の販売ネットワークを通じて販売を開始する。一方、日産はX83を日産ブランドとして、2002年半ばから日産の販売ネットワークを通じて販売する。
欧州におけるコンパクトLCVの需要増加が見込まれることから、同モデルの欧州における販売強化に向け、ルノーとGMヨーロッパは両社が共同開発したX83の増産を決定した。日産モトール・イベリカ社が生産拠点として選ばれたのは、短期間にしかも収益性の良い新しい生産プロセス及び生産設備を導入する能力を同工場が備えているためである。
日産モトール・イベリカ社におけるX83の生産は、メキシコ日産クエルナバカ工場におけるルノー・セニックの生産に次ぐ共同生産となる。
日産モトール・イベリカ社では、開発、金型・治工具、その他の製造に必要な投資を本年3月初旬より開始する。工場のレイアウトの変更、新しい専用車体ラインと組立ラインの設置により、同工場の年間生産台数は18万台に増強される。
この新型車のための部品調達は、より多くの現地調達を達成するべく検討される。又サプライヤーは、収益性、物流、同期生産への対応能力を基準として選定される。
また、約1,000人の新規雇用を見込んでおり、2002年中には採用と研修を開始する。
日産モトール・イベリカ社で製造される最初のX83は、2003年春に市場に投入される。生産されるのは全車左ハンドルで、2種類のホイールベースと2種類の積載量(1t、1.2t)に加え、新しいハイルーフ車も生産される予定である。
日産・ルノーのアライアンスでは、欧州におけるクロスバッヂングの考え方は、両社のブランドを明確に差異化する為にLCVのみに限定して適用される。日産とルノーは、両社の共通プラットフォームを使った他のLCVモデルを将来どのように差別化していくかについて、現在共同で検討を進めている。
以 上